訪問者:氏名不詳
問題 13-20
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問題 13-1
経済原論の方法について、この講義で話した大事なポイントを復習。
ある事柄を主語に、可能性(possibility)と蓋然性(probablility)を含んだ文をつくれ。
つぎに、この文の可能性と蓋然性を別の言葉で置き換えたかたちに変えよ。
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解答と解説 13-1 解答例
私が1分後に絶命する可能性はあるが、その蓋然性は極めて引く。
1分後に空から飛行機が落下してきて死ぬなんていうこともないとは言えないが、そんなことはまず起こらないので心配せずに講義をしていればよい。
解説
あまり良い例文でとはいえませんが、ポイントを整理しておきます。
- 原理論の基本は論理必然。これが第一段。
- 抽象的な想定(仮定)からの演繹。
- 現象から「事例」を持ち込んで真偽を判断することはできない。
- 「三角形の内角の和が180度である」という命題を、たまたま自分が紙に書いた三角形で測ったら181度だったといって否定することをはできない。
- しかし、経済学は同時に「対象科学」。ある「現象」を扱う。数学とは違う。
- この限りでは、「現象」が理論通りにおこるかどうかが、問題になる。これが第二段。
- 第二段では、「現象」による検証が問題になる。
- 第二段は蓋然性の問題。可能性の問題ではない。
- 一つでも当てはまらないものがあればダメという単純な世界ではない。これは、第一段の演繹の問題(ここでは、演繹の結果として成り立たないものあれば否定できる)と、第二段の検証の問題を混同したもの。
- 現実の現象から「事例」を持ち込んで、一つでも「反例」があればリジェクトされると考えてはならない。
- 第二段で事例をあげ、理論の適格さを検証するのであれば、例外があまりに多すぎるということを示さなくてはならない。
- 理論的推論の真偽を尋ねている問題に、「仮想通貨もあるから... 」とか、「国債を発行すればよいから... 」と答える幼稚な回答から卒業しよう。
もう一度、第4講の問題4−6の解説をみてください。
問題 13-2
この講義では演繹的推論をするために仮定をいくつかもうけいてきた。そのなかでもっとも重要な基本となる仮定はなにか、ひとつあげよ。
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解答と解説 13-2 解答
その使用価値が百パーセント他人のためのものである「商品」
解説
- 財から明確に分離された商品の仮定です。
- この仮定から、貨幣の必然的存在を導き出し、市場が「財と財の交換」ではなく、「貨幣による商品の売買」という結論に至ります。
資本の概念
▶教科書の定義
▼教科書の定義
- 貨幣価値は,価格が上昇する商品に照
らしてみると,減価の危険にさらされている•商品経済的富を保有するには, 変動し分散する価格をにらみながら,転売を繰り返し,できるだけ価値量を ふやしてゆく以外ない. 使用価値を目的としたW—G—W という商品流通の次元をこえて,市場が商品経済的富を保有する場となると,そこには転売を繰り返す新たな運動が発生する. こうして現れる「自己増殖する価値の運動体」 を資本とよぶ.
- 商品と貨幣が存在する市場の内部からは、かならず資本の運動が生まれる。