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- 先進国 vs アフリカという構図で、アフリカの貧困化が論じられているが、先進国に対して、新たな資本主義化の動きを示す、中国・インドなどの発展が、アフリカの貧困化を招いている直接的な原因かもしれない。世界経済論の焦点という以上は、少なくとも
先進国<-中国・インド=> アフリカ
という三層構造で考える必要があるだろう。
- 先進国の内部構造として、欲望の飽和が成長の停滞を招いている、という把握は、理論的な問題として、表式でいる第2部門が拡大しないと、社会的再生産の規模は増大しない、という面台が成りたつか、ということになる。これについては、結論的にいえば、第1部門の第1部門による第1部門のための拡大ということも考えられる。沖公祐氏のいっていたことが成立するかもしれない。表式とは離れるが、たとえば
小麦10トン --> 小麦30トン
小麦10トン + 労働10時間 --> パン10トン
賃金率 1トン/時間
という関係では、労働者はパンを消費しながら同じ生活水準を繰り返しており、とくに消費の拡大がなくても、小麦生産部門(完全オートメーションになっている)部門は、小麦の蓄積を通じて拡大してゆくことになる。
小麦20トン --> 小麦60トン
小麦10トン + 労働10時間 --> パン10トン
賃金率 1トン/時間