web上に公開されている論文にリカード派社会主義についての研究を見つけました。

http://www.netpassport.or.jp/~wsugim/works/tenbou.htm

これによると、「労働全収権」の研究は、アントン・メンガーによってはじめられ、フォクスウェルがメンガーの英語版の序文を書いて、普及させたようです。「リカード派社会主義」の名称自体はその弟子のローヴェンタールによるということでしょうか。

また、玉野井さんの本によると、マルクスは『哲学の貧困』で彼らについて「リカードウ理論の平等主義的応用を提唱した」と書き、エンゲルスが『資本論』2巻の序文で「20年代にリカードウの価値理論および剰余価値理論をプロレタリアートの利益のために資本主義的生産攻撃の目的に利用し、ブルジョワジー自身の武器を持ってブルジョワジーと戦った全文献」と評価したようです。


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