唯物史観との関係

『経済学批判』序文の場合:生産力一元論

上部構造家族制度マルクス主義フェミニズム
生産力一元論
下部構造生産力 → 生産関係

『家族・私有財産・国家の起源』序文の場合:生産力・人口論の二元論

上部構造家族イデオロギーマルクス主義フェミニズム
資本主義と家父長制的二元論
下部構造生産力 → 生産関係
繁殖力(人口) → 家族形態

人口論

女性の自己決定権

これは、イデオロギーの問題である。歴史の流れは、普遍的な女性の自立である、あるべきである、というのは、特定の価値判断である。これは正しいかもしれないし、そうではないかもしれない。全体的な意味では決定できない。どうして、このような考え方が登場し、社会的な通念と現在なったのか、この点は後から振り返ってそうなる必然性を見いだすことができるかもしれない。しかし、将来もこれが支配するという必然性はない。過去を振り返ってみると必然的だが、将来に対しては可能性の束が与えられている、と考えるべきである。


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