*_genron_00044_ Re_ 11.12ゼミ:セリにおける未決定領域についてRe_しばらくの猶予を! [#n72637ee]
送信者 : hattoris@giga.ocn.ne.jp~
送信日時 : 2004/11/13 23:00:58
**本文 [#s636726f]
 
 小幡先生
 今日(土曜日)は、わたくし、ボランティアの仕事をしていまして、それを終えて院
 に帰りましたのが5時過ぎ、残念ながら図書館は閉館、明日(日)もお休みで原資料
 に当たれません。先生の適切な下記の設例でなる程と感じ入りました。ただ、演習当
 日での質問はダッチ方式の場合、上から競り下がる場合もし80万円で二人が手を上げ
 た場合どうなるの?という場合に答えることが出来ませんでした。イギリス方式です
 と二人が手を上げたときには値段が競り上がるのですが、ダッチ方式ですと二人が手
 を挙げた場合、せり下げることができない、それで先に手を挙げた方に軍配を挙げる
 か、その時点で再びイギリス方式に戻って競り挙げることになるのか?どうもダッチ
 方式は実際に行なわれているかどうか判らなかったので答えられませんでした。この
 図は根岸先生が用いられまして以来、学説史で良く出てきますので、不用意にわたく
 しも使ってのが鋭い質問にあって、立ち往生してしまいました。そこで月曜日以降、
 ソーントンのOn Labourと根岸先生のOn equilibrium and disequilibriumの原本を今
 一度調べてみます。しばらくのご猶予を下さいませ。
 つたないわたくしの報告にも、コメント賜りましたこと深く感謝いたしますと共に未
 熟さを露呈して皆様にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びいたします。
 服部滋
 hattoris@giga.ocn.ne.jp
 --- Original Message -----
 From: "小幡 道昭" <obata@e.u-tokyo.ac.jp>
 To: <genron@georg.e.u-tokyo.ac.jp>
 Sent: Saturday, November 13, 2004 3:27 PM
 Subject: [genron:00043] 11.12ゼミ:セリにおける未決定領域について
 
 
 > 昨日、服部さんの方向に関して、ちょっと議論した点です。
 >
 > 競り上げるイギリス式と、競り下げるダッチ方式では、Doneする価格にズレがある
 というはオバタ流単細胞で理解できるように単純化してしまえば次のよ
 > うなことでしょう。
 >
 > ある絵画が競りにかけられている。参加者はA,B、二人に単純してしまおう。
 > A氏は80万円以下でなら買おうと思っている。
 > B氏は50万円以下でなら買おうと思っている。
 >
 > ダッチ方式だと、80万円まで下げていった時点でA氏が手を挙げてdoneする。
 > イギリス方式だと、51万円まで上げていった時点で、B氏が降りてA氏にdoneする。
 >
 > ゆえにセリをおこなっても、80万円と50万円の間に未決定領域がある。
 >
 > こういうことなのでしょうか。この理論的な意味については、今度の演習のときの
 > 雑談の話題にしましょう。
 >
 > 過渡的差額地代か?なんて.....思うのです。
 >
 > おばた
 >
 >

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