#author("2019-06-26T19:17:34+09:00","default:obata","obata") #author("2019-06-30T07:53:52+09:00","default:obata","obata") CENTER:[[前回>2019年度/第8講]]<<第9講>>[[次回>2019年度/第10講]] CENTER:&size(25){&color(yellow,navy){ 資本について(1)};}; ----- #qanda_who #qanda_setstid(2019-06-27 16:10:00,30); #qanda_setstid(2019-06-30 07:07:00,60); ------ *概要 [#r6d9743a] *講義の概要 [#m123b17d] -前回残した「貨幣数量説」および「物価指数」の説明をします。 -今回から「資本」について説明します。 -今回のポイントは、''転売''です。 **商品売買の変形 [#ddb05e6e] ***商品売買 [#q13f92f3] -事実上、これまで考えたことの応用になりますが... //#qanda_setqst(9,1,商品W 貨幣 G とすると商品売買をはどのように図示できるか?) #qanda(9,1) //#qanda_setqst(9,2,100円の缶ジュースを売って100円玉を入手し、それで100円の菓子パンを買った。これでは少しも得をしていない。何のためにこんなことをしたのか?) #qanda(9,2) ***転売 [#w68eea21] -転売が発生する理由は大きいって、消極的な理由と、積極的な原因の二つがあります。 -消極的な原因は... --貨幣を持ち続けるのはけっこう危ない.... #divregion(というのは....) ''貨幣の価値の大きさというのが、実はよくわからない'' #enddivregion からです。 //#qanda_setqst(9,3,1万円札は昨日も今日も明日も「1万円」と印刷された金額が動くことはない。だから、1万円札の価値は昨日も今日も明日もかわらないのだ。これは真か偽か?理由も) #qanda(9,3) //#qanda_setqst(9,4,蓄蔵貨幣は(A)をキープすることはできても(B)をキープすることは必ずしもできない。(A)と(B)は?) #qanda(9,4) -積極的な原因は... --教科書64ページから:詳しい説明がありますが.... #divregion(ポイントは....) ''いつ売れるか、わからない'' #enddivregion という点です。 //#qanda_setqst(9,5,<ol><li>自分と同じ商品を売っている人が10人いる。売れればまた同じ商品を仕入れて売りにくるので、いつ10人いる。</li><li>需要は一定で毎日一つが売れる。でもだれが売れるかはきまっていない。</li></o> 自分の商品が3日までに売れている確率は何パーセントか?) #qanda(9,5) //#qanda_setqst(9,6, あなたがラボを経営しているとする。いま1万円の製品が100コ、倉庫に入っている。まわりでは同じ製品が、みな1コ1万円で売られている。でも自分は運が悪いのか、なかなか売れない。明日10万円の原料を手に入れないと大事な設備が遊んでしまう。さて、あなたならこの難局にどのように対処しますか。) #qanda(9,6) #null{{ -商品売買に不確定な期間がかかるため、値引き販売をするものがでてくる。 -貨幣に余裕があれば、こうした相手を見つけて安買って高く売ることができる。 -市場ではつねに転売でもうける活動が生まれる。 - W ---G ---W' &color(red){.}に対して、別に G---W---G' ---W'---G'' &color(red){....}を繰り返す活動が発生する。 - この転売をコアとした「価値増殖する運動体」が資本である。 -来週、この資本の定義をわかるように説明します。 }} //*配布物 [#x139fe47] //-[[ハンドアウト>http://gken.sakura.ne.jp/tus/pub/2018/handout9.pdf]] &new{2018-06-13 21:47:56};