#author("2023-09-14T16:48:35+09:00","default:obata","obata") #author("2023-09-14T16:50:48+09:00","default:obata","obata") CENTER:&color(#447CFF){第 &size(32){1};講}; [[▷ 次回>2023年度/冬学期/第2講]] ----- -最初に学生証番号を登録しましょう。 -送信した後、一度、リロード(再読み込み)をかけてください。 -訪問者:氏名不詳が、学生証番号:氏名に変わっていれば、ホームページ上の問題に、回答できます。 #qanda_setstid(2023-09-14 16:20:00,100) #qanda_who #qanda_mathjax //#qanda_points_chart //#qanda_points_hist ✔ REC ON&br; ✅ 接続チェック #qanda_set_qst(1,100,1){{ #qanda_set_qst(1,100,0){{ <p>✔ 接続状態をおしえてください。</p> <p>chatGTPを使ったこと、ありますか?</p> }} #qanda(1,100) CENTER:&size(25){&color(yellow,navy){ 資本主義=市場+生産 };}; #contents ------ **この講義(前期・後期)全体の構成 [#s4a17d9f] -主たる目的は経済「理論」。理論的な推論、真偽の判断ができる能力を養う。 -さまざまな経済現象についての知識をふやすのではない。シンプルな理論で本質をつかもう。 -夏学期:商品+貨幣+資本=市場 について学ぶ。 -冬学期:市場+(労働+生産)=資本主義経済について学ぶ。 -冬学期の主たるテーマは3つ。 +労働について:知識とか情報とか、含めて、労働の概念を考えてゆきます。コンピュータと通信技術の発展のなかで「変わりゆく労働」がチャンと考えられるように拡張してゆきます。 +生産について:一口に「生産」といっている事象の構造を分析してゆきます。自然環境が,生産とどう結びつくか、これが今回のポイントです。 +生産価格について:生産の構造が分析でれば、市場における価格の決定原理が明確になります。需要供給の均衡で価格は決まるのだ、といった通説とは異なる「客観価値説」を紹介します。前期で説明した、商品在庫と貨幣がつねに存在する市場の理論と整合的な生産価格の理論です。 **chatGTP さっそく試してみよう。 [#ud9a0c88] -この講義では、毎回、3分程度で答えられる小問を10問程度だしてゆきます。成績は、小問の累計点で評価します。 -さて、「短い質問がガンガンくるのだな。よしそれならchatGTPでOK、楽ちん楽ちん...」と思ったあなた、ほんとうにうまくゆくか、ちょっと実験してみましょう。 -ということで、第1講ではchatGTPでうまくゆくのか、実験してみます。 -因みには、第2講では「情報」ってどんなふうに定義して使っていったらよいのか、考えてみます。 -第1講と第2講は、まだ履修者が確定していないので、採点の対象外です。今後も100番台の問題は採点の対象外とします。 **資本主義 [#w6c1c3f0] -chatGTPに次のような質問をしてみよう。 --資本主義とは何ですか、できるだけ簡潔に定義してください。 --資本主義という言葉に、なぜ、「資本」という言葉が入っているのですか。 --資本主義 capitalism という言葉は、いつごろから普及したのですか。この言葉の由来、歴史を教えてください。 --u.s.w #qanda_set_qst(1,101,1){{ #qanda_set_qst(1,101,0){{ <p>講義で実際に試したchaGTPの回答 .... 講義中に指定.... で、疑問に思う点、不明確だと思う点を指摘してみてください。</p> }} #qanda(1,101) #qanda_set_qst(1,102,1){{ #qanda_set_qst(1,102,0){{ <p>まえの問題で、疑問に思う点、不明確だと思う点を問いただすchatGTPに対する「質問」を考えてください。</p> }} #qanda(1,102) - マルクス経済学の解答 --商品や貨幣は古くからある。村と村の「間」、国と国の「間」で、交易があり、貨幣も用いられていた。部分的な市場経済は古代から。 --しかし、歴史的にみると、市場経済が国の内部、村なの内部へと広がるのは、ある時代から。この時代を資本主義と名づける。歴史的な存在としての「資本主義」 --この原因となったのはなにか。 --用語上の注意:あるものが別のもに変わる「きっかけ」という意味で、この原因という言葉の代わりに、社会科学系では「契機」という言葉がよく使われます。「資本主義成立の主たる契機は何か?」とか。 #qanda_set_qst(1,103,1){{ #qanda_set_qst(1,103,0){{ <p>資本主義成立の主たる契機は何か?</p> }} #qanda(1,103) #qanda_solution(1,103){{ <h4>解答</h4> <p>大量の賃金労働者が形成されること。</p> <h4>解説</h4> <p>「労働力の商品化」とか、いうこともあります。</p> <p>上の解答は、(商品+貨幣)という内側の小構造によるものです。</p> }} **市場 [#cee3c263] -市場については、前期で学んだ。 #qanda_set_qst(1,104,1){{ #qanda_set_qst(1,104,0){{ 経済学でいう市場(しじょう:「いちば」ではない)とはなにか、簡潔に説明せよ。 #qanda(1,104) #qanda_solution(1,104){{ <h4>解答</h4> <p>多種大量の商品が、貨幣によって売買される関係の総体。</p> <h4>解説</h4> <p>前期15回で、市場とは何か、((商品+貨幣)+資本)+という構造について講義しました。</p> <p>上の解答は、(商品+貨幣)という内側の小構造によるものです。</p> }} **生産 [#r5f57925] -資本主義経済は、単なる市場経済ではない。 -売買を通じて、利潤を求める資本の運動は、市場があればつねに生じる。 -しかし、ここでの資本の運動は、生産物を安く買って高く売る、同じ商品の買値と売値の差額を利潤のもととするもの。 -つまり、自分で差額を新たに生みだすのではなく、現にある価格差を利用するだけ。 -自分で差額を生みだすには...、 #qanda_set_qst(1,105,1){{ #qanda_set_qst(1,105,0){{ <p>自分で差額を生みだには、どのようにしたらよいか。</p> <p>生産物をただ安く(A)のではなく、その生産物を安く(B)ことで差額をつくりだせばよい。</p> <p>(A)(B)に入る動詞は?</p> }} #qanda(1,105) #qanda_solution(1,105){{ <h4>解答</h4> <p>買う、つくる</p> <h4>解説</h4> <ul> <li>よく目にするのは</li> <li>G -- W -- G' s.t. G'>G から</li> <li>G -- W ... P ... W' -- G' s.t. 'P' means Production へ</li> <li>という説明。</li> </ul> }} #qanda_set_qst(1,106,1){{ #qanda_set_qst(1,106,0){{ <p>「つくる」のに必要なものは何か。 }}</p> #qanda(1,106) #qanda_solution(1,106){{ <4>解答</h4> <p>材料、労働力、自然環境(土地)</p> }} #qanda_set_qst(1,107,1){{ #qanda_set_qst(1,107,0){{ <p>「つくる」における、材料、労働能力、自然環境(土地)の関係は?</p> }} #qanda(1,107) #qanda_solution(1,107){{ <h4>解答</h4> <p>材料はなくなり、生産物になる(材料は生産物に変わる)。</p> <p>労働能力は、材料が生産物になる(変わる)ようにはたらきかける(コントロールする)。</p> <p>自然環境は、それ自身は変化しないが、つくるのに必要な条件。</p> <p></p> <h4>解説</h4> <ul> <li>日常使われている簡単な言葉だけで説明しようとすると、むずかしいと思います。</li> <li>次回から、生産とは何か、理論的な分析に使えるように定義を与えてゆきます。</li> <li>資本主義は、「つくる過程を、資本という独自の方式で実現してゆく社会だ」といえるように、つくるとか、生産とか、労働、とかいう概念を考えてゆきます。</li> </ul> }}