東京理科大学 経済学
2023年度 小幡道昭
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
|
ログイン
]
開始行:
CENTER:[[前回◁>2023年度/冬学期/第5講]]&color(#447CF...
-----
#qanda_setstid(2023-10-19 16:20:00,90)
#qanda_who
#qanda_mathjax
//#qanda_points_chart
//#qanda_points_hist
✔ REC ON&br;
✅ 接続チェック
#qanda_set_qst(6,80,0){{
<li>✔ 接続状態をおしえてください。</li>
}}
#qanda(6,80)
CENTER:&size(25){&color(yellow,navy){ コンピュータと...
#contents
------
**前回のまとめ [#nc416d5b]
***労働結合の二つの原理 [#pede4974]
-協業 Cooperation:意識を介した結合:共通の目的を共有する
-分業 Division of Labour:モノを介した結合:他人の労働成...
**今回のネライ [#z8b99a65]
-ある作業を人間はどのようにしてこなしているのか、自分の行...
-コンピュータを使うと、それがどのように実現できるのか、考...
**簡単な知的作業の例 [#ledc1afb]
-人間の労働は、体力がものをいう作業も多いが、そうしたなか...
-そうした知的作業は、ふだんほとんど意識されることはないが...
-20世紀を通じて、同一作業の連続は次々に機械化されていった...
-こうした作業を熟す(こなす)ことができてもふつう「熟練」...
-この能力の正体は何なのでしょうか。実地に考えてみましょう。
#qanda_set_qst(6,1,0){{
<p>0〜9の番号がついたトマトが10個,店にならんでいる。</p>
<p>0〜9の番の重さ(グラム)は次のとおりである。</p>
$$[34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]$$
<p>いまトマト80グラムが買いたいという注文がきた。</p>
<p>さて、何番と何番のトマトを売ったらよいか。</p>
</ul>
}}
#qanda(6,1)
#qanda_solution(6,1){{
<h4>解答</h4>
<ol>
<li>[7,9]</li>
</ol>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>たぶん、すぐわかったと思います。</li>
</ul>
}}
#qanda_set_qst(6,2,0){{
<ul>
<li>6-1の問題で、どのようにして7番と9番だとわかったので...
<li>「どのように」か、こうして、ああして.... こうなった...
</ul>
}}
#qanda(6,2)
#qanda_solution(6,2){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>2個のペアをつくって x + y = 80になるかどうか、調べ...
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>うえの解答はベストではありません。こんな回答をする...
</li>
<li>2個のペアは全部でいくつになりますか。$_{10}C_{2}=4...
<li>最悪45回も足し算をする必要がある。</li>
<li>「ともかくできる」と「うまくこなせる」ではだいぶ違...
<li>もっといいやり方はないか....</li>
<li>そもそも、もっといいとか、わるいとか、どうやって決...
</ul>
}}
#qanda_set_qst(6,3,0){{
<p>そもそも、もっといいとか、わるいとか、どう判断したら...
}}
#qanda(6,3)
#qanda_solution(6,3){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>時間(何秒かかるか)</li>
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>効率を測る尺度は、一般的には処理時間かもしれません...
<li>賃金を払って作業をさせる(賃労働)であれば、時間効...
<li>単位あたり時間の賃金額(たとえば時給)を「賃金率」...
<li>計算用紙が単価$@p[円]$で$x[枚]$ 必要なら、コスト(...
<li>計算用紙、鉛筆、etc であれば、価格ペクトル${\mathbf...
<li>さらに作業空間は、場所を賃借していると考えれば、単...
<li>ただし、空間スペースはこのように単純にコスト化でき...
<li>この作業では、おそらく賃金コストの占める比重が大き...
}}
#qanda_set_qst(6,4,0){{
<p>二つのペアをつくる方法だと、最悪$_nC_2$ 調べないといけ...
<p>階乗で手数がふえるというのは恐ろしい。</p>
<p>もっといい方法はないだろうか?</p>
}}
#qanda(6,4)
#qanda_solution(6,4){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>一個ずつ取りだして、全体のなかに足して80になるもの...
<hr>
<li>一個ずつ取りだして、$y=80-x$ を計算。</li>
<li>どこかに$y$がないかを調べてゆく。</li>
<hr>
<li>2個目から一個ずつ取りだして、$y=80-x$ を計算。</li>
<li>自分より前の番号に$y$がないかを調べてゆく。</li>
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>たぶん、人にやらせれば自然にこうやると思う。</li>
<li>でも、プログラムを書くとなると、すぐに思いつくのは...
}}
#divregion(すぐに思いつくプログラム,admin,lec=6,qnum=4)
a = [34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]
for(i=0; i<10; i++)
for(j=1; j<10; j++)
if a[i] + a[j] == 80
return [i,j]
return 'no pair'
#enddivregion
#divregion(人間ならふつう...,admin,lec=6,qnum=4)
// i -> a[i]という正引き
a = [34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]
b = {} //連想配列
for(i=0; i<10; i++)
// 連想配列に入っているかどうかの'in'が使えるとして
if 80 - a[i] in b
return [ i, b[80 - a[i]] ]
// 34->0,44->1, .... という逆引きできる連想配列をつくる
b[a[i]] = i
return 'no pair'
#enddivregion
-このような簡単な知的作業でも、物理的な機械だけでやらせる...
-機械装置にコンピュータを組み込むことで、従来人間に頼って...
-でも、そのためのプログラミングは...
***プログラミング [#ga50e96b]
-プログラミングは人間がするほかないのか....
-生成AIでためしてみる。現場で時間があれば...
#qanda_set_qst(6,5,0){{
<p>問題6-1に答えるプログラムがほしい。</p>
<p>生成AIに対して、どのように質問したらよいか。</p>
}}
#qanda(6,5)
#qanda_solution(6,5){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>[34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]から、足して80になる...
<li>この問題をとくプログラムをお願いします。</li>
<li>できたらjavascriptで,結果をconsole,logに出力してく...
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>うまくゆくだろうか。うまくゆかなかったら、少しずつ...
<li></li>
</ul>
}}
***労働の変容 [#vdd42bab]
-どんなに単純化されても、人間の労働には、知的な作業がつい...
-しかし、この知的な作業は分析不能なものではない。
-コンピュータは、この種の作業領域をカバーしつつある。単純...
-この新たな次元で、人間が必要となる作業とは何か、それはど...
-この講義で説明した「労働の構造」に即して、もう一度考えて...
----
-時間の都合で「労働」というテーマの話しはここまでで終わり...
-次の[[報告>https://gken.jp/gken/wp-content/uploads/2019/...
終了行:
CENTER:[[前回◁>2023年度/冬学期/第5講]]&color(#447CF...
-----
#qanda_setstid(2023-10-19 16:20:00,90)
#qanda_who
#qanda_mathjax
//#qanda_points_chart
//#qanda_points_hist
✔ REC ON&br;
✅ 接続チェック
#qanda_set_qst(6,80,0){{
<li>✔ 接続状態をおしえてください。</li>
}}
#qanda(6,80)
CENTER:&size(25){&color(yellow,navy){ コンピュータと...
#contents
------
**前回のまとめ [#nc416d5b]
***労働結合の二つの原理 [#pede4974]
-協業 Cooperation:意識を介した結合:共通の目的を共有する
-分業 Division of Labour:モノを介した結合:他人の労働成...
**今回のネライ [#z8b99a65]
-ある作業を人間はどのようにしてこなしているのか、自分の行...
-コンピュータを使うと、それがどのように実現できるのか、考...
**簡単な知的作業の例 [#ledc1afb]
-人間の労働は、体力がものをいう作業も多いが、そうしたなか...
-そうした知的作業は、ふだんほとんど意識されることはないが...
-20世紀を通じて、同一作業の連続は次々に機械化されていった...
-こうした作業を熟す(こなす)ことができてもふつう「熟練」...
-この能力の正体は何なのでしょうか。実地に考えてみましょう。
#qanda_set_qst(6,1,0){{
<p>0〜9の番号がついたトマトが10個,店にならんでいる。</p>
<p>0〜9の番の重さ(グラム)は次のとおりである。</p>
$$[34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]$$
<p>いまトマト80グラムが買いたいという注文がきた。</p>
<p>さて、何番と何番のトマトを売ったらよいか。</p>
</ul>
}}
#qanda(6,1)
#qanda_solution(6,1){{
<h4>解答</h4>
<ol>
<li>[7,9]</li>
</ol>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>たぶん、すぐわかったと思います。</li>
</ul>
}}
#qanda_set_qst(6,2,0){{
<ul>
<li>6-1の問題で、どのようにして7番と9番だとわかったので...
<li>「どのように」か、こうして、ああして.... こうなった...
</ul>
}}
#qanda(6,2)
#qanda_solution(6,2){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>2個のペアをつくって x + y = 80になるかどうか、調べ...
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>うえの解答はベストではありません。こんな回答をする...
</li>
<li>2個のペアは全部でいくつになりますか。$_{10}C_{2}=4...
<li>最悪45回も足し算をする必要がある。</li>
<li>「ともかくできる」と「うまくこなせる」ではだいぶ違...
<li>もっといいやり方はないか....</li>
<li>そもそも、もっといいとか、わるいとか、どうやって決...
</ul>
}}
#qanda_set_qst(6,3,0){{
<p>そもそも、もっといいとか、わるいとか、どう判断したら...
}}
#qanda(6,3)
#qanda_solution(6,3){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>時間(何秒かかるか)</li>
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>効率を測る尺度は、一般的には処理時間かもしれません...
<li>賃金を払って作業をさせる(賃労働)であれば、時間効...
<li>単位あたり時間の賃金額(たとえば時給)を「賃金率」...
<li>計算用紙が単価$@p[円]$で$x[枚]$ 必要なら、コスト(...
<li>計算用紙、鉛筆、etc であれば、価格ペクトル${\mathbf...
<li>さらに作業空間は、場所を賃借していると考えれば、単...
<li>ただし、空間スペースはこのように単純にコスト化でき...
<li>この作業では、おそらく賃金コストの占める比重が大き...
}}
#qanda_set_qst(6,4,0){{
<p>二つのペアをつくる方法だと、最悪$_nC_2$ 調べないといけ...
<p>階乗で手数がふえるというのは恐ろしい。</p>
<p>もっといい方法はないだろうか?</p>
}}
#qanda(6,4)
#qanda_solution(6,4){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>一個ずつ取りだして、全体のなかに足して80になるもの...
<hr>
<li>一個ずつ取りだして、$y=80-x$ を計算。</li>
<li>どこかに$y$がないかを調べてゆく。</li>
<hr>
<li>2個目から一個ずつ取りだして、$y=80-x$ を計算。</li>
<li>自分より前の番号に$y$がないかを調べてゆく。</li>
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>たぶん、人にやらせれば自然にこうやると思う。</li>
<li>でも、プログラムを書くとなると、すぐに思いつくのは...
}}
#divregion(すぐに思いつくプログラム,admin,lec=6,qnum=4)
a = [34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]
for(i=0; i<10; i++)
for(j=1; j<10; j++)
if a[i] + a[j] == 80
return [i,j]
return 'no pair'
#enddivregion
#divregion(人間ならふつう...,admin,lec=6,qnum=4)
// i -> a[i]という正引き
a = [34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]
b = {} //連想配列
for(i=0; i<10; i++)
// 連想配列に入っているかどうかの'in'が使えるとして
if 80 - a[i] in b
return [ i, b[80 - a[i]] ]
// 34->0,44->1, .... という逆引きできる連想配列をつくる
b[a[i]] = i
return 'no pair'
#enddivregion
-このような簡単な知的作業でも、物理的な機械だけでやらせる...
-機械装置にコンピュータを組み込むことで、従来人間に頼って...
-でも、そのためのプログラミングは...
***プログラミング [#ga50e96b]
-プログラミングは人間がするほかないのか....
-生成AIでためしてみる。現場で時間があれば...
#qanda_set_qst(6,5,0){{
<p>問題6-1に答えるプログラムがほしい。</p>
<p>生成AIに対して、どのように質問したらよいか。</p>
}}
#qanda(6,5)
#qanda_solution(6,5){{
<h4>解答</h4>
<ul>
<li>[34,44,33,45,55,23,67,52,44,28]から、足して80になる...
<li>この問題をとくプログラムをお願いします。</li>
<li>できたらjavascriptで,結果をconsole,logに出力してく...
</ul>
<h4>解説</h4>
<ul>
<li>うまくゆくだろうか。うまくゆかなかったら、少しずつ...
<li></li>
</ul>
}}
***労働の変容 [#vdd42bab]
-どんなに単純化されても、人間の労働には、知的な作業がつい...
-しかし、この知的な作業は分析不能なものではない。
-コンピュータは、この種の作業領域をカバーしつつある。単純...
-この新たな次元で、人間が必要となる作業とは何か、それはど...
-この講義で説明した「労働の構造」に即して、もう一度考えて...
----
-時間の都合で「労働」というテーマの話しはここまでで終わり...
-次の[[報告>https://gken.jp/gken/wp-content/uploads/2019/...
ページ名: