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労 働 の 構 造
労働力
▶最小ユニット
▼最小ユニット
このように労働の構造を考えてみると,
- 外部の環境を知覚し意識に伝達すると同時に、意識によってコントロールされる身体と
- 身体からの情報を自覚すると同時に、身体を自由にコントロールする意識
という二つのモメント、あるいは基本要素によって構成されているのがわかります。
図で書けば、こんな感じです。
教科書 106頁 図II.1.2
「労働」という矢印の先にある●は?
「対象」=「目的物」です。
これが次の段階で、「対象」+「目的物」に分化します。それが次の労働の拡張ユニットです。
労働の同質性
- 命題:目的設定の自由度が、人間の労働に同質性という属性を与える。
問題 3-2
人間労働が互換性をもつのは、目的が欲求から相対的に自由に設定できるからだ。
というようなことが教科書にはかいてありますが、
さて、「相対的に自由に」している能力、要素ってなんでしょうか?
動物の場合は、「相対的に自由」ではない、ということの対比で考えてみよう。
3-2 の回答を +
5/15 ...1点以上 33%
▶解答
▼解答
- イメージでしょう。
- イメージ先行、目的を自覚する、これが人間の労働と動物の条件反射的行動のちがいです。
- アタマがよいとか、理性があると、という推理能力ではありません。
- こっちは、手段を組み立てるときに有効な能力です。プログラミングのほうの問題です。
問題 3-3
「労働の本質は目的意識にあり、したがって 身体がなくても、意識さえあれば労働はできる。」
この推論は正しいか。もし、正しくないなら、どこがどう間違っているのか?
3-3 の回答を +
18/18 ...1点以上 100%
▶解答
▼解答
- 誤り。なぜらな
- 労働には欲求の存在が前提となるが、欲求は身体なしには生じない。
- 欲求にもとづく「目的」を実現する、最初の「手段」として、身体が必要
だから。
過程としての労働
- 命題:手段をつかう結果、労働には自動性が生じる。
問題 3-4
主体は,労働手段をテコにして,モノどうし の複雑な反応に介入する.モノどうしの反応過程には自然法則に基づく自動性 がある.労働力の介入ポイントの数が絞られれば,自然過程の自動性が顕著に 現れる.ここに自動装置としての機械に発展する萌芽がある.
「自然過程の自動性」ってどんなことか、例を挙げてみよ。
3-4 の回答を +
6/6 ...1点以上 100%
▶拡張ユニット
▼拡張ユニット
他人のための労働
- 命題:目的の設定=欲望の対象化が、他人のための労働を可能にする。
- 命題:手段をつかうため、労働過程のうちに自動性が含まれるようになる。
問題 3-5
「他人のための労働」というとき、コミュニケーションはかならず必要でしょうか。コミュニケーションなしに「他人」のためにはたらけるとしたら、それはどうしてでしょうか?
3-5 の回答を +
5/5 ...1点以上 100%