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問題 3-20 未公開
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問題 3-21
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解答と解説 3-21【解答】
ボヤッとしていたことがハッキリしたことに「変わる」こと。
$$????? \to ! $$
【解説】
- ともかく自分のアタマが「変わる」ことがポイント。「変わる」気がなくて、わかろうとしてもそれは無理。
- すでに知っている(と思い込んでいる)ことと同じだと感じたとき、「わかった」という人がいます。ただこれは、感じが「似てる」というだけ。でも「同じ」と「似てる」はぜんぜん違うのです!
- 「なぜ?」って問われると答えにこまる、根拠のアヤフヤな「常識」から一歩もでられません。$$「「「似てる」に似てる」に似てる」\cdots $$ 友達の友達は友達だ、の論法で、ボヤッとした「知識」が増えるばかりです。
- 「原論」的に「わかる」第一歩は、このボヤッとした知識をふやせばよいというアタマの使い方を「変える」こと。
- どう変えるのか?分析し判断するアタマに切り替える。
- 「分けて」「決める」
- ボヤッ $\cdots ????? \cdots$としているとは?
- X の輪郭[ ]がハッキリしない。例えば、今の問題では、「わかる」という「言葉」の意味が対象なのだから、「わかる」を「知っている」とか「使える」とか.... あれこれ類語に拡大しないこと。
$$...???\,X [????] \,??? ...\to X [????] $$ - Xのなかみ???? がハッキリしない。ボヤッとしているということは、いくつにも見えている、ということ。一つに絞らなくちゃ....
$$X[?????]→ ?$$ - それには、その「いつくか」を、ちゃんと書いてみること。Xは、Aか、Bか、Cか.......
- $A\cap B$とか、$A\cap C$ とか、が空集合になるところまで、「抽象化」すること。 $$ a_0,a_1,a_2,\cdots \to A$$
- ハッキリ ! するとは?
- 「X はこれこれだ、''なぜなら''こうこうだからだ」という原因、根拠を仮想(イメージの力)してみる。
- 「こうこうだから、これこれだ」が''真か偽か''、推論し判断する。
- 隠れている確かな前提 $P$ を明示することがだいじ。
Q (X is A ) is true(or false) if P.
すなわち $$P → Q$$
- 上記の2テップ$$\cdots\,???????\,\cdots\to ? \to !$$で命題とたてて、真偽を問う。
- でも出題された「質問」では2テップのうちの半分以上がすでに終わっている。
- 「回答」はyes/no because の後半部分になりがち。
- でも本当に重要なのは質問をつくる力。みなさんも、ぜひ、質のよい質問を考えてみてください。
商品とは...
物々交換
問題 3-1 未公開
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問題 3-2 未公開
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第4回目のライブ講義はここまで。
問題 3-24
第3回目のライブの講義内容について、質問があればどうぞ。
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解答と解説 3-24Q: 商品と貨幣が同時に存在したという話ですが、その場合貨幣の価値はどのように決定されたのでしょうか
A: これから話します。
Q: 持ち主の主観的な判断で財でなくなっても、他者に利用価値があればそれは商品になるが、他者にも利用価値がなくなった時、それは何になるのですか?
A: あえていえば「ゴミ」garbage
Q: 商品が存在すれば貨幣が存在するというのは、物々交換というものは存在しなかったということですか?
A: 「物々交換が広く存在した」が偽、という意味では「物々交換というものは存在しなかった」は真、です。
Q: モノとモノの交換の不便さに価値が定まらず生活の計画だ立てずらいということはないんですか
A: その「価値」とはなにか?これから話します。
Q: 貨幣そのものに価値がないということには同意しますが、では貨幣は信用に裏付けられていると考えて(自分がそう思ったため)良いのでしょうか。もしくは他に何か裏付けと考えられるものがあれば知りたいです。
A: 「貨幣」にないのは「使用価値」。「貨幣」の話はこのあと話します。
Q: 物々交換が不便な理由は、持ち運びや保存が難しいというのは含まれないのでしょうか?
A: 貨幣を使った売買でも、商品の「持ち運びや保存」は同じように必要です。
Q: 貨幣はモノなのでしょうか?
A: 「貨幣」はこれから話します。
Q: 理系の視点から見て、大勢での物々交換と同時に貨幣は存在していたと感じる。貨幣があったから交換する習慣も増えたと思う。
A: うまく議論しないと、チキンエッグ problem になりそう。
Q: 使用価値がないのものに対して、なんで捨てるという行動をしないか。ゴミでも自分に対して使用価値がない。商品とゴミの違いは他人に対して使用価値があるかどうかの認識は正しいですか。
A: 自分にも他人にも使用価値がなければ、タダのゴミ。捨てるか、ちゃんと廃棄処分するか、でしょう。
Q: 3-2が答えられなかっので自分なりの答えを書こうと思います。
物々交換が不便だからと言って適用されなくなるわけではなく、交換の時に必ず付いてくる比率を厳密化したものが貨幣であるので、文は不適である。
A: ①交換相手がまずみつかってはじめて②「比率を厳密化」する必要はでてきます。「貨幣があったら...できる」型の「理由」づけになっています。素直に①で
Q: 部分と全体の話がよくわかりませんでした。
A: この話を理解するヒントは「無限」です。一般論がわからなくても、実用性は「ここの事例をどんなに集めても、抽象化された経済原論の命題の真偽は判断できない!」。こっちがわかればヨシとしましょう。
Q: 自分に使用価値があるけれどなにかしらの理由により交換せざるを得ない場合においてもそれは財ではなく商品になりますか?
A: 半ば「財」半ば「商品」というものは、現象としは存在します。... が両者が重ならないよう抽象化して、ちゃんと推論ができるように定義しました。白黒はっきりした世界で推論し、グレーの世界を洞察insight ただし「洞察する」なんていう一言で丸め込まれないようになろう。抽象的な理論を知覚可能な諸現象に適用する方法を工夫する必要があります。洞察するのです。
Q: 目的論も意図せざる結果論(も)進化論に近いなとおもいました。
も(しこの)論理がなりたっていないとするのなら、「貨幣がどうしてうまれたか」という問いにはどうしたら答えられるのでしょうか?答えられないのでしょうか。
A: 「進化論に近いな」というのはなかなかいいセンスです。連想、類推はダメなものも多いのですが、これはGoodです。一言でいえば「ラマルク型ではなくダーウィン型で説明しなくてはダメ、といっている」と思ったのですね。
問題 3-3 未公開
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▶物々交換の偶然性
- 乱数をつかって配列をつくってみる。
- 0,1,2 .... 番目の品目が、順に下の配列 to の品目と交換を求めているとみなす。
- 色のついた円をドラッグして、直接、間接に物々交換ができる関係を探してみよう。
- 中心あたりをクリックすると新しい乱数の配列がつくられます。
- 品目数をかえて考えてみよう。
- 複雑な関係を見た後で、品目数を絞ってゆくと、基本原理がわかる。抽象化の直観がつく。
- 「交換できる関係がひと組もないということはありえない。」真か偽か?
- 配列から、交換可能な関係を拾いだすアルゴリズムを考えてみよう。
- でも、ちょっとした数学をつかえば、もう少しスマートに処理できる。
▶小括
- ポイントは物々交換なんてありえない という点です。
- 不便だったけどむかしは物々交換があったという話ではありません。この点、くれぐれも、誤解なきように!!
- 「物々交換がなされていたが、その不便を解消するために貨幣がうまれたのだ」というは経済学のお伽噺。
- 財と財との直接交換など、はじめから非現実的。ありえない世界。
- はじめから、財(の交換)ではなく、商品(の売買)が存在。
- そして、商品が存在するば、同時に貨幣も存在する(←これから話します)。
商品の二要因
使用価値
- 有用性:モノとして使うことで発揮される役に立つ性質
- そのモノとして使わず、かわりに
- なにかと交換できるとか、
- 交換して得たモノが役に立つとか、
という意味に拡張解釈していけない。
他人のための使用価値
- 商品の定義:他人のための使用価値しかもたないモノ(前回)
- 商品の使用価値は「他人のための使用価値」
物量
- 計測計量できるモノの量
- 有用性は物量と結びつている
- ただ、有用性ははかれないが、物量ははかれる
問題 3-4 未公開
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価値
- 「他人のための使用価値」というのは、自分にとっては使用価値がないモノというかたちで、商品を否定形で定義していることになる。
- 自分のためには? ... 他人の
商品商品の定義に商品がでてくるのでちょっとNGじゃないかと思うかもしれませんが、これは $a_k = a_{k-1}+1$ みたいな再帰的言及なのでOKです。と交換できるという性質をもつ。この性質を「価値」とよぶ。
問題 3-5 未公開
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まとめ
▶ポイント
- 商品の定義:使用価値が完全に「他人のための使用価値」になりきっている財
- 価値の定義:他のすべての商品と潜在的に交換できるという性質
- 商品の二要因:使用価値と価値
- 使用価値と「交換価値」という用語法はボツにします。これは「約束事」です。
- 理由は、財と財の交換を考えるミクロ経済学との混乱をうむからです。
▶つぎの質問に答えられるか、チェック
物々交換と市場は別物だ、という理由?
「他人のための使用価値」の「他人」の定義?
商品「価値」の定義?