あれから何年経つたことか — 宇野理論の原風景

Newsletter「宇野理論を現代にどう活かすか」に塩沢由典さんの投稿があり、小幡へ論及した箇所があるのでリプライするように依頼されました。ただこれは物象化論について少し考えてきたことをメモしただけで、塩沢さんの宇野理論批判に正面から答えたものではありません。機会があれば国際価値論など、本題に向き合ってみたいと思います。
「価値実体論から価値内在説へ」

1. 「宇野理論」の原風景
「宇野理論」なるもの (1)/「実体論」なるものの (2)/「廣松 渉の関係主義」(3)
2. 物象化論批判
関係主義と物象化論 (4)/物象化論の意味するもの (5)/「原論」と「対象科学」(6)/経済学 の原論化の困難 (6)/『資本論』の解決策 (6)/質量分離論 (7)/ナイーブな見做し論 (8)/見 做し論の弊害 (9)/ねじれの関係 (10)/投下労働量の事前的確定 (11)/投下労働量の活用効果 (11)/価値の内在性 (12)/《ある》の原理 (13) 種の属性としての価値 (13)/ミクロ経済学と の対局 (14)/在庫と貨幣の実在する市場 (15)
3. 遠景の「宇野理論」
実体概念の「汚染」(16)/『資本論』における「実体」(17)/「同じ」と「等しい」(18)/形態と実体の二項化 (18)/「次元の相違」(19)/価値論への回帰 (19)/実体概念の膨脹 (20)/社会的再生産 (21)/「買い戻し」と「本源的弾力性」(22)/『商品による商品の生産』(23)/「実体」の棄却 (24)
附論
「段階論」について (25)/国際価値論について (26)/在庫調整について (26)/賃金について
(27)

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