もう何十年もまえからの間柄ではありますが、いくら読んでもわかるようでわからない、そんな論文がこんど大部の書物として刊行され、コメントを頼まれました。頼まれれば断らないという定めどおり引き受けたのはいいのですが、例の如く難渋しました。傍からみると、同じようなことをいっている近き仲にみえましょうが、近くて遠きは学者の仲、またまた、辛口の批評になりました、あしからず。大黒弘慈『模倣と権力の経済学』『マルクスと贋金づくりたち』を読む
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大黒さんの本へのコメントの文章ですが、今朝また読みなおして、4ページのところに「広義・狭義という論法の罠(トリック)」について書き加えておきました。最近、原論をやっている若い人がしきりにこの論法をつかうのですが、昔から気になっていたことです。