obata (2007-12-07 (金) 19:55:11)
一定の生活手段Bを基礎にして、そこから可変的なTが引きだされる、という絶対的剰余価値の概念と、B/Tで賃金率が可変的にきまるという分割論の関係。
Bが一定<でも>、Tは変化する、という命題と、Tが変化すればB/Tが変化する、という命題は同じではない。
Tが増えてもBは一定である、という命題と、同義ではない。Tが増えて、Bも増えることがある。TとBとは、連動しない、というのが、絶対的剰余価値の生産。マルクスは、基本的にBは一定であること、家族全体の賃金であることを想定している。