第1節終了

表層では質量二分論もみられるが、深層では「形態」に対する「実体」把握が展開されている。

この節の後半は、「価値量」の規定を「社会的平均的労働量」で説明する過程で、 抽象化された実体としての抽象的人間労働が、直接、現象的な世界に結びつけれてしまっている。 この結果、形態に対する「実体」の抽象性、幻のような価値対象性といった性格が 不明確になっている嫌いがある。とオバタは考えている。


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