obata  2005年学会報告のためのメモ

株式資本は資本主義にとって不純な要因か

宇野弘蔵の純粋資本主義論は、株式資本を不純な要因とする観点に立脚してきた。 どういう意味で不純といわれたのか、分析してみる必要がある。

固定資本の巨大化と株式資本論

帝国主義段階における基軸産業が、固定資本の巨大化を伴うものであった。 このことが株式会社の一般産業への普及を不可避にした。 これによって成立した固定資本の巨大化は、自由主義段階の周期的で激発恐慌をともなう 景気循環を変質させ、その結果、全体として停滞基調を強めた。

以上のような説明には理論的に難点がある。

結合資本と個人資本家

両者は資本の(純粋概念といいたところだが)基本概念からみると不充分な現象である。


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