藩札はフィアット・マネーに非ず

小幡道昭 (2006-06-02 (金) 17:02:35)

というのが、今日の収穫でした。

藩札もやはり、asset base の貨幣で、藩が米や特産品を藩札で調達して、これをベースにして発行しているのであり、それに商人が札元などのかたちで関与している場合が多いようです。いくら封建制の下とはいえ、藩の権力を盾にしたとしても、根拠もなくいくらでも藩札を発行し続けるといえば、それは貨幣として保有するものはいないでしょう。

Vgl. 作道洋太郎『お金の日本史』1988年111ページ 


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