藩札はフィアット・マネーに非ず

小幡道昭 (2006-06-02 (金) 17:02:35)

というのが、今日の収穫でした。

藩札もやはり、asset base の貨幣で、藩が米や特産品を藩札で調達して、これをベースにして発行しているのであり、それに商人が札元などのかたちで関与している場合が多いようです。いくら封建制の下とはいえ、藩の権力を盾にしたとしても、根拠もなくいくらでも藩札を発行し続けるといえば、それは貨幣として保有するものはいないでしょう。

Vgl. 作道洋太郎『お金の日本史』1988年111ページ 

藤田幸雄氏の文献

服部 滋 (2006-06-02 (金) 20:22:06)

演習ではいつも余計なことを嘴ってご迷惑をお掛けしています。本日のお問い合わせの文献は、
中央銀行の形成 : イングランド銀行の史的展開 / 藤田幸雄著. - 東京 : 多賀出版 , 1987.5.
です。以前に読んだことはありますが、内容はすっかり忘れてしまいました。ただ、修士論文で次の論文を参照したことはあります。
藤田幸雄 [1989] 「ハンキーとバジョット−二つのイギリス銀行業の原理の形成−」金融学会編『金融学会報告』.
服部 滋


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Last-modified: 2021-02-20 (土) 17:32:13