第8章 労働日 –その1
今回は「労働日」の前半、第1節から第4節までを読んでみます。第5節以下では「工場法」の成立過程が対象になりますが、この前半は工場法の圏外におかれた職種の労働に関するレポートです。細部に踏みこむとおもしろい(踏みこまないと無味乾燥)と思いますが、そこは各自で楽しんでもらうこととして、ここでは『資本論』第1巻全体のなかで、このような記述は、どのように位置づけ評価したらよいのか、そもそもこの本はどういう性格の本なのか、できたら、そのあたりをみなさんと探ってみたいと思います。続きを読む →