報告ではアルブリットン段階論のジェンダー論にふれていました。
これについて伊藤誠先生が論評しているので参考に.....
『アソシエ』2001.1 からです
農業問題との関係 †
obata (2005-11-05 15:54:35 (土))
伊藤説はジェンダー問題は段階論の問題である、ということになるのでしょう(このかぎりでは、アルブリットン説と同じですが、資本主義の発展のもとで、解消する傾向にあるのかどうか、という点では異なる。)伊藤説は、帝国主義段階で資本主義化した日本は、たとえば、農業部門で非資本主義関係を分解するのではなく、逆にそれを温存再編して利用する、という面をもつことを宇野の農業問題についての論及を引きながら、指摘している。農業における封建制の利用と同じような位置にジェンダー問題を据えているようにも見えるが、どうなのであろうか。