共同の事業

  • すべての商品が一つの商品で価値表現するということ。「逆関係」を含むことと実質的に同じ。
    • 「協力して」とか「合意して」とかいうニュアンスはないと読む。
  • 「新たに現れるどの商品種類もこれにならわなければならない」
    この強制力はどの程度言えるか?

価値量が互いに反映

10ポンドの茶=20エレのリンネル

40ポンドのコーヒー=20エレのリンネル

ならば10ポンドの茶=40ポンドのコーヒー

というが、むしろ10ポンドの茶と40ポンドのコーヒーが同じ価値量だから、同じ20エレのリンネルで表現される、と言うべきではないのか。

蛹化

  1. 商品体が価値物になる
  2. 具体的有用労働が抽象的人間労働になる
  3. 私的労働が社会的労働になる

というのが以前に書いてあったことだが、蛹化はリンネルの物体形態が抽象的人間労働の化身になるということで、第1の層と第2の層が越境されている。

またこれに関連して、第1節では具体的有用労働を捨象して抽象的人間労働に還元するという話をしていたのに、第3節では具体的有用労働が抽象的人間労働になる、というのは平仄が合わない、という議論をした。


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Last-modified: 2021-02-20 (土) 17:32:13