_genron_00080_ 演習の進め方 †送信者 : obata@e.u-tokyo.ac.jp 本文 †春の八王子の合宿で、原論を通して精読してみたい、という希望がありましたが、 これに対応する内容は、一応、スクーリング科目のほうで冬学期にできるか、と思っています。 かなり本格的に論文を書くメンバーが中心になりそうなので、「実践的」にゆこうかと 思っています。ワークショップというのは、本来こうした場なのでしょうね。 論文を実際に生産する作業場。 3月末の集中ゼミは、なかなか充実していたようです。「労働」関係の論文が何本かでていて、 直接「労働」を掲げていない報告も、何らかのつながりがあるように思えました。 ●『資本論』はだいたい読んでいると思うのですが、グルントリッセはどうでしょうか。 「貨幣章」はたしか、吉村・山口・中村・勝村世代のときに演習で読みました。 これに続く「資本章」のはじめの部分が、労働力商品化をめぐって、3月の集中ゼミで メンバーが議論していた内容に符合しそうに思えます。プルードン批判なども含めて、 規範とか、社会哲学的な広がりもあり、このあたりを共通の基盤として読んでゆく、 ということが考えられます。 ●「労働」論とか、「労働力商品化」論とか、このあたりのテーマで、検討したらよさそうな 内外の論文をリストアップしましょうか。もちろん、このテーマにかぎらなくても、 演習でみなで議論したい論文があれば、それも含めていいでしょう。 ともかく、あたらしい論文・著作のリストアップをする、ということです。 具体的にどうやるかはまだ固めませんから、とりあえず、希望、注文、なんでもどうぞ。 開講日は4月15日ですからちょっとまだ余裕があると思います。 おばた |