資本家の言い分を紹介している部分について、いわゆるイデオロギー的言説をマルクス経済学が扱うことの意義について、議論した。宇野の科学とイデオロギーの分離がどこまで支持できるのか。
この用語法については、ミークの説に言及した。 『経済学とイデオロギー』時永淑訳
伊藤誠さんの整理が参考になる、として紹介した。不肖の弟子で不十分でした。
複雑労働8時間が単純労働16時間に評価される。複雑労働は、強められた労働の度合いに応じて、高賃金をえると考えると、剰余価値率は単純労働と同じ。複雑労働が、単純労働の2倍の価値を形成するとすると、複雑労働の賃金は2倍となり、剰余労働も2倍となる。要するに、2人単純労働者を雇ったのとかわりはない。
養成労働が複雑労働であったらどうか。複雑労働で複雑労働を生産するという循環になるので、という些末な数学問題が発生するだけのこと。