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訪問者:氏名不詳


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問題 13-20

✔ 接続状態をおしえてください。

✔ 前回学生証番号を登録した人で、今回、「氏名不詳」になっていた人は「再登録」と書いてください。

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 まとめ:コンピュータと労働 

今回の課題

  • 労働と労働をむすぶインターネット:その可能性と弊害
  • まとめ:前半の情報通信技術の歴史と、後半のコンピュータとネットワークを関連づける。
  • この結合が、いま、労働のすがたをどう変えようとしているのか、考える。

協業と分業

  • 次のように定義
  1. 協業:目的を共有した労働と労働の直接的な結合
  2. 分業:生産物を媒介とした労働と労働の間接的な結合
2 mini
問題 13-1

インターネットは、協業と、どのように結びつくか。


解答と解説 13-1

解答

目的の共有が、①距離をこえて(「人が集まる」かたちをとらずに)②無数の個人が弾力的に(「会社のような集団」のかたちをとらずに)実現できる。

after

協業一般に関する回答が多かったが、インターネットが登場するまえの「協業」と、インターネットを利用するようになったあとの「協業」(の可能性)の区別が示唆されている回答に多く加点した。

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27/44 ...1点以上  61%

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2 mini
問題 13-2

インターネットは、分業と、どのように結びつくか。


解答と解説 13-2

解答

他の労働の成果(労働手段と労働対象)をつかった自己の成果を、別の労働の手段や対象として利用させるという、成果を通じた労働の連鎖が「分業」だととすると、インターネットは

  1. 「他」の範囲を拡張する(インターネットを通じて部品調達など)
  2. つながりを弾力的にする(メーカー間にあった取引網、取引慣行に依存しなくなるなど)
  3. 連鎖をたどりやすくなる(原料をたどれば、生産物の引きおこした欠陥に対する責任が明確になる)
  4. などなど... ともかく、ロジカルに回答しよう。

13-2 の回答を 
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34/44 ...1点以上  77%

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労働をむすぶインターネット:労働+コンピュータ+労働

  • コンピュータは、ことばの世界に少しずつ侵入
  • ただしアプローチが違う。
2 mini
問題 13-3

「コンピュータは、ことばの世界に少しずつ侵入しはじめている。でもアプローチがまったく違う。」というが、どこがどう違うのか?


解答と解説 13-3

解答

ことばの「意味」から接近するのではなく、「文字列」という「形式」から接近する。

文字をデータとして処理することで、その「速さ」を活かして検索し頻度を計算することで、意味を通じた人間のことばの使い方の「パラレルワールド」を形づくりつつある。

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33/46 ...1点以上  72%

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ことばと心

  • コンピュータが侵入しはじめたことばの世界は、論理的なことばの世界。
  • 「ことば」で表される何かを「心」とよぶ。さて...
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問題 13-4

「ことば」にならない「心」があり、それがときどきに「ことば」で表現される。「ことば」にならない「心」をデータとして処理することもできるはずだ。

真か偽か?


解答と解説 13-4

解答

偽:「ことば」にならない「心」がまずあり、それが「ことば」になる、という二段構えの理解に、基本的な誤りがある。

偽と答えるなら、この前提から疑ってみるべき。この心先行説、心そのもの存在説を認めて、この心そのものは曖昧だからデータ化できず、コンピュータで処理できない、という回答には満点を与えなかった。

逆に、心はことばにならなくても、表情や行動に現れるから、現れたモノならデータ化できり、コンピュータで処理できる、から真という回答にも一理ありとみて加点した。

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22/51 ...1点以上  43%

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2 mini
問題 13-5

「ことば」にならない「心」がまずあって、その一部が「ことば」で表現されるだけ。「ことば」にならない「心」は表情や行動をみればわかる。だから、コンピュータはことばの世界を迂回しないで、「心」そのものをデータとして処理することができるようになるだろう。

この主張は適切だろうか、評価の理由を述べよ?


解答と解説 13-5

解答

偽:「ことば」に表せる「心(そのもの)」と、表情にでる「感情」は区別すべき。この主張は、両者の違いを見逃している。

after

不適切、偽だという回答が多かったのですが、人間には、複雑で自分にも、いわんや他人にはわからない、複雑でだいじな「心」があるのだ、というのは、端からみれば、一種の信仰のようにもとれる。客観的な学問の領域では、これを当然の前提として回答を組み立てない方がよい(説得力をもつ)。

こうした回答の「内容」ではなく、「しかた」「組み立て方」にいろいろ工夫をするにトレーニングしてきました。

「心はそもそもわからないものだ」という通念、常識を疑うところから回答を書くと、説得力がでる、という点、すこしは理解できるようになったでしょうか。

13-5 の回答を 
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コンピュータと労働:全体のまとめ


Last-modified: 2021-02-20 (土) 19:13:40