訪問者:氏名不詳
協 業 と 分 業
宿 題
問題 4-5
分業をすると生産力が高まるといわれる。なぜか?
たとえば人で1日10本のピンしかつくれない労働者が、10人集まって、針金をきる、先をとがれせる、ヘッドをつける、並び揃える、など、作業を手ワケしておこなうと、1日 10✕10=100本ではなく、1000本のピンが生産できる。
4-5 の回答を +
11/11 ...1点以上 100%
▶解答
▼解答
- 誤り。
- 資本主義のもとでは、資本が備え付けた労働手段をつかうことで、労働の標準化が進みます。
- 熟練による標準労働=同質化です。熟練がなくなって単純労働=同質化ではありません。
協業+分業
- 協業も分業も、労働者が結合する一般的な原理をさす概念です。
- 現実の労働の場では、この二つの原理にもとづく結合が同時に進みます。
問題 4-6
横軸に分業あり(+方向)・なし(ー方向)
縦軸に協業あり(+方向)・なし(ー方向)
を設定すると、四つの領域が現れます。
それぞれ、どのような労働のスタイルになるか、簡単なタイトルをつけてみてください。
4-6 の回答を +
1/1 ...1点以上 100%
▶解答
▼解答
- 「協業にもとづく分業」:会社や工場ではたらく現代の賃金労働者の労働のすがた
- 「独立小生産者型」とかもっと一般的な名前をつけることも必要かもしれませんが、「職人組合」ギルド型。インターネットが普及するなかで、新たなかたちで拡大する(あくまで)可能性。
- ロビンソン・クルーソー型。空想的な労働のすがたで、労働の結合がまったくない労働という考えにくい。あえて考えるとすれば、単身生活者が自分一人のためにする家事労働。しかし、生活物資はすべて買ってきたものであり、やはり他人の労働と強く結びついている。
- 「単純協業」:大きな岩をみんなで力を合わせて押す。「単純労働」というとき、多くの人がイメージするのは、指揮監督のもとに、同じ力作業をおこなう労働のようです。