日時:2013年4月14日(日)午後2時00分〜5時00分
場所:神田公園区民館 5階会議室
講師:小幡道昭(東京大学経済学部教授)
テーマ:そもそも労働とは… — 労働概念の拡張 —
『資本論』第1巻第5章第1節「労働過程」を読んでみます。労働概念を広く捉えかえすことが、今日の資本主義を理解するうえで避けて通れなくなってきています。遠回りに思えるかもしれませんが、根本から考えなおすことがけっきょくは近道です。
レジュメ:報告スライド
日時:2013年1月27日(日)午後2時00分〜5時00分
場所:飯田橋ユースホステル会議室
講師:小幡道昭(東京大学経済学部教授)
テーマ:『資本論』における労働 — 機械的搾取論をこえて —
「8時間はたらいたのに、賃金で買える生活物資は4時間でつくれる。8-4=4 時間分の労働でつくられたものが搾取されているのだ。」というのはもっとも。
しかし、「だから本当は8時間の生産物全部が自分のものだ。全部よこせ!」といったのでは、「自分のものは自分のもの」という私的な所有権を是認・強調する結果になってしまう。入り口は正しくても出口が間違っているのだ。
こうした紋切型の通俗的搾取論を批判的に乗りこえなくては、これからの社会主義は展望できない。マルクスがこの隘路をどう突破したのか、『資本論』を直に読んでみよう。
レジュメ:報告スライド