市民を対象にした講演、参加自由(銀座経済学研究所の受託事業)
日時:2013年7月28日(日)午後2時00分〜5時00分
場所:東京大学経済学部 小島ホール 1階セミナー室
講師:小幡道昭(東京大学経済学部教授)
テーマ:協業と分業(続) — 協力のゆくえ —
第3回の続きです。最終回ということで、資本主義的生産様式の基本形態とをなす「協業」の問題を検討してみます。
前回は『資本論』第1巻の前半部分における「表の論理」である「搾取論」の論理構成の背後に、どうやら「もう一つの論理」が読みとれそうだ、という点について、参加者と議論してみました。ちょっと面倒な話ですが、20世紀の社会主義の基盤を形づくってきた問題を問いなおすにはここまで遡ってみる必要がある、ということであえてむずかしい問題をぶつけてみました。