訪問者:氏名不詳

▶コンピュータを「使う」

商品売買の基本形:売れなければ買えない

講義の概要

  • 前半では、前回積み残した、フィアットマネーの話をします。
  • 後半では、売ってから買う、商品売買の連鎖について考えてゆきます。
    • これまで「貨幣とはなにか」について考えてきた。
    • つぎに「貨幣はどのように機能するのか」について考える。
    • 「貨幣が実在する市場」の特徴を理解することが目的。

貨幣が実在する市場

▶貨幣一極集中型

貨幣の機能

▶価値尺度
問題 9-1
リンゴの重さをはかるのと、リンゴの価値をはかるのとでは、どこがどう違うのか?

解答と解説 9-1リンゴの価値は、売り手が貨幣量で表現した価格を、買い手が認め買うという、表現+実現の2ステップでではかられる。リンゴの重さは、だれがはかっても同じなので、共通の計測装置(はかり)にかけるという、1ステップではかられる。
9-1 の回答を 
  +  
38/114 ...1点以上  33%

  分
▶after
問題 9-2
「100円玉があれば、100円の缶ジュースは、いつでも手に入る。しかし、100円の缶ジュースをもっていても、いつでも100円玉が手に入るとはかぎらない。同じ100円とい つても、100円の缶ジュー スには、本当は100円玉と同じ価値はないのだ。」この主張は真か偽か。

解答と解説 9-2「ジュース1 缶に100円という 価格をつけたとしよう. これは「100円玉には,ある大きさの価値があり,ジュー ス 1 缶の価値の大きさもそれに等しい」 というのと同じだ. では,両方とも大きさが同じなのだから,ジュース1 缶と100円玉はまったく対等か,というとそう ではない. 100円玉をもっていれば,すぐにジュース1 缶が手に入るが,ジュース 1 缶をもっていても,すぐに100円玉が手に入るわけではない.ジュースは買われ る の を 「待つ身」 なのである.同じ大きさの価値でも,100円玉の100円はどのような商品に対しても100円 として交換する能力をもつ. ところが,缶ジュースの100円は,ジュースを求め ているものに対してだけしか,交換する能力をもたない. 缶ジュースと100円玉 で,価値の大きさに差があるわけではないが,いつでもすぐに買えるという主導権,イニシャティブをもっている貨幣の価値と,買い手が現れるのを待つしかない 100円の缶ジュースの価値とでは性質が異なるのである. 100円玉も缶ジュースも 同 じ 「交換力」 をもっが,そ の 「交換性」が決定的に異なるのである.」(教科書 53頁 問題28の解答)
9-2 の回答を 
  +  
22/119 ...1点以上  18%

  分
▶流通手段
問題 9-3
商品の「流通」 circulation というのは、商品が持ち主を次々にかえて、人々の手から手に流れることである。この商品の「流通」の定義は妥当か?
9-3 の回答を 
  +  
9/81 ...1点以上  11%

  分
問題 9-4
貨幣は、次々の購買が繰り返されることで、基本的に元の持ち主のところの還流してくる。これが貨幣の流通 current である。この貨幣の「流通」の定義は妥当か。
9-4 の回答を 
  +  
42/115 ...1点以上  37%

  分
問題 9-5

次の( )にはいる、適当な言葉をかんがえてみよ。

互いにgive and take をおこなう物々交換は、二人で(  )するだが、貨幣による商品流通は二人だけでは(  )しない。

9-5 の回答を 
  +  
86/134 ...1点以上  64%

  分
▶蓄蔵手段
問題 9-6

「貨幣があれば、いつでもなんでも、その価格で買える。だから、余裕があれば人々は購買力を貨幣のかたちで蓄える。したがって、社会全体でみて、所得が増大すれば貨幣の保有量も増加する。」真か偽か。判断の根拠を示せ。

3 minutes

解答と解説 9-6

偽。購買力を蓄える手段は、貨幣だけではない。資産となるさまざまな商品が存在する。

9-6 の回答を 
  +  
18/118 ...1点以上  15%

  分

Last-modified: 2021-02-09 (火) 09:52:26