なんだか大仰なお題なのですが、「世界システム研究会」というところで「マルクス主義 —起源とゆくえ」という話をしてきました。1は自分の起源とゆくえみたいな話なのでカットして、現場では2から話しはじめたのですが….
『資本論』第1巻を読む III 第9回
第13章 機械と大工業 その5
前回は第4節と第5節を読んで議論してみました。第13章は、第1節から第3節までの第1層と、この第4節からはじまる第2層に分かれるという話をしました。実はもう1層あって、全部で少なくとも3層くらいで<構成>されていると考えられます。ということで、今回は第6節からはじめます。
はっきりいうと…
頼まれ仕事とはいえ、自分が教えを受けてきた先生、中国語でいう老師 lǎoshī の本を評するというのは、書かれたもの以外の雑念がどうも払いきれず、なんだか、歯切れがわるい書評:「伊藤誠『マルクス経済学の方法と現代世界』」になってしまいましたが、はっきりいうと…
『資本論』第1巻を読む III 第7回
第13章 機械と大工業 その3
前回も、予定どおりには進まず、第2節まででしたので、今回は第3節から。概要は前回のところに示してあります。