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 貨幣について(2)

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概要

貨幣とは...

  • 今回から、「貨幣について」話をします。いきなりですが、質問です。 Error: qand.inc.php 30
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  • だれでも見知っているはず「貨幣」ですが、あらためて「それがなにか?」と問われるとわからなくなる。
  • お金を使うことは何でもないですが、「それはなにか」という問われると100円玉をみせて「たとえば、これです」としかいえない。「じゃ、スイカは?」「????」 Error: qand.inc.php 30
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  • 「〜のようなもの」がいろいろあって定義がむずかしいのです。
  • わかったようでわからない、何かヘンテコな感じ、この種の「むずしさ」は経済学ではよくあることです。

さかのぼって考えると...

  • 貨幣とよばれている何かをとりだして、それをいくらひねくりまわしても正体はわからない。
  • 考えてみれば当たり前。貨幣はそれだけ単独で意味をもつものではないのだから...
  • 相手があってこその貨幣。では、その相手とは...
  • 貨幣は、何を「買う」ことができるもの。
  • だから、この買われるものの側から、まずはっきりさせておくのがよい。
  • 「買われるもの」は「売られるもの」でもあります。
  • この「売買」されるものをXとおきます。 Error: qand.inc.php 30
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売買されるものの正体

  • ところが、このXの正体がさらにむずかしい。Xの外面はだれでも知っているのですが、内面が複雑なのです。 Error: qand.inc.php 30
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否定形を使った定義

  • このリンゴはXだが、あのリンゴはXじゃない、という文が成りたつようなXの定義って、かなりむずかしい.... ということがわかってきましたか?
  • こういうとき、本源的な定義を与える、一つのやり方があります。
  • だれでもわかる、疑問がでないものYをつかって、
  • XはYではあるが、ただのYでは「ない」というかたちで定義する手です。
  • 位置だけあって長さも幅も「ない」ものを「点」という... 感じに似ているかな?
  • ここでは、この否定形の定義を二つ組み合わせて、Xの定義を、三段階でやります。
    1. まず広く「モノ」の定義をしてみます。
    2. それからただのモノではない「財」goods の定義をします。
    3. 最後にただの「財」ではないXの定義
  • 「モノ」 --> 財 goods --> X

モノの定義

  • 教科書21ページの第二パラグラフを読んで、モノの定義を考えてみます。
  • 教科書の定義:
    • def モノ:主体が「「あれ」とか「これ」とか、指し示して特定できる外的対象」 Error: qand.inc.php 30
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情報はモノか

  • 抽象的であまり役にたちそうにないことを考えている、形而上学だ、という声が聞こえてきますが、
  • たとえば情報の問題などを経済学で考えるときの基礎の基礎になります。
  • この基礎の基礎が曖昧なまま、むずかしいことを考えると、ほんとうにメチャクチャなことになります。 Error: qand.inc.php 30
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  • 教科書の問題5について考えてみます。
  • 問題5は重要です。コンテンツとメディアの問題です。

「ある」の定義と属性

  • モノにはモノの属性が「ある」。この「ある」がむずかしい。
  • 哲学の世界では、存在 exist とは何か、はむかしから大問題ですが、「ある」にはどうも
    1. 知覚できる(五感でわかる)対象として、そこに「①ある」
    2. 特定の性質が「②ある」
    の二種類があるようです。 Error: qand.inc.php 30
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  • さて、次のようになります。
    1. モノは「①ある」
    2. モノには「属性」が「②ある」
  • 教科書22-3ページの「属性」のところを読んで説明します。
  • 「属性」というのは、コンピュータのプログラミングの世界でプロパティとよんでいるものです。
  • 少しプログラムの世界に足を踏み入れたことがあるひとのなかには、
  • is-a 関係とhas-a関係というのをきいた人がいるかもしれません。
  • 属性とそれららの振るまい方(メソッド)を具えた対象をオブジェクトというようなので、ここではこの用語を借用しましょう。
  • オブジェクトは共通のタイプであるクラスと、そのタイプを具えた個々の実例(インスタンス)として扱うことができますが、メソッドの話はこれからあとでやってゆきます。とりあえず、モノをクラスとして捉えると
  • モノの属性は、うえの質問6の「この一語で決まり」だといった「あの一語」です。
  • class 名のあとに ( )で is-a 関係を示し:をつけ、その後に属性を列記するとすると次のようになる
    class モノ(Object):「あの一語」

財 goods の定義

  • 定義の仕方がわかったので、あとは簡単。
  • 財はモノだが、ただのモノではない。 Error: qand.inc.php 30
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class Goods(モノ) : P

X の定義

  • X は財だが、ただの財ではない。 Error: qand.inc.php 30
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class X(Goods) :Q

まとめ

  • ちょっと面倒な話をしましたが、ポイントは次の3点でした。
    1. 目に見える(=知覚可能な)世界と目に見えない世界:
    2. モノと情報の関係
    3. 「ある」の二つの意味
    4. モノと財とX の関係
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配付資料


Last-modified: 2021-02-09 (火) 09:52:26