貨幣について(3)
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概要
- 前回までのところで、「商品」の概念を厳密に規定してきました。
- 抽象的でちょっとむずかしかったと思いますが...
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| | 基本的な考え方は
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- 一口に貨幣といっても、いろいろなものがあります。
- それらをすべて含むような「貨幣」の一般的な定義を考えてきたのです。
- そのために、かなり抽象的な話になりましたが、
- 今回は、この定義をベースに、さまざまな貨幣について考えてゆきます。
- いろいろな「貨幣(のようなもの) 」→ 「貨幣」という帰納ではなく、
- モノ・財・商品 → 「貨幣」という演繹を基礎に、
- 「貨幣」 → さまざまな「貨幣(のようなもの)」というアプローチです。
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- 今回から さまざまな「貨幣(のようなもの)」について学んでゆきます。
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| | 具体・抽象・単純・複雑
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- 具体的な対象ですが、こっちは複雑多様で細部をみるとキリがありません。
- 抽象的でシンプルなのと、具体的だけど複雑なものと、どっちがいいですか?
- 具体的でシンプルな説明があれば、いちばんいいのですが...
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- これをベースにして、貨幣について考えてゆきます。
- 考察の手順は以下の通り。
- 商品貨幣
- 物品貨幣(金属貨幣)
- 信用貨幣
- クレジット・プリペイド・デビットカード
- 法定貨幣(フィアット・マネー)
- 国家紙幣・貨幣国定説
- 仮想通貨(クリプトカレンシー)の可能性
- 今回は、定義どおりの貨幣 =「商品貨幣」、つまり 1 の、そのまた i まで説明。
- それ以外の1は、次回にまわします。
- 2は「貨幣のようなもの」です。定義どおりの「貨幣」ではありません。
- 2については、時間が許すかぎりで、次回に話します。
■貨幣の基本
貨幣とは(再定義)
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| | 等価物
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- 「等価物」という用語の追加して、貨幣を定義してみます。
- 「商品」が存在すれば、
- 必ず「価値」が存在し、
- その「価値」は必ず「表現」を伴う。
- 価値を「表現する」には、「なにか」something else で表現するほかない。
- 表現するためのこの「なにか」を等価物とよぶ。
- それぞれ価値をもつさまざまな商品が、等価物になる「資格」を秘めているが、
- すべての商品が、単一の商品で、それぞれの価値を表現するようになったとき、これを一般的等価物とよぶ。
- 一般的等価物が持続的な性格をもつとき、これを貨幣とよぶ。
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貨幣の基本の基本は
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| | 価値表現
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- 商品の価値の大きさを表現する こと
- 「貨幣がある」ということは、「価値が表されている」ことと表裏一体の関係。
- 商品に価値がありながら、貨幣は存在しないということはありえない。
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価値と価格
強調点を一つ追加しておきます。
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| | 価値のないものでは価値表現には使えない
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- 「商品の価値の表現は、他の商品の物量で表現される」というとき、それはあくまで「商品の物量」であって「モノの物量」ではありません。
- 「商品の物量」というのは、「それ自身、何らかの価値をもっている商品」の物量という意味です。
- 商品の価値の表現には、やはり他の商品の価値が必要なのです。
- 価値をまったくもたないとわかっている「なにか」ではダメなのです。
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ここが貨幣に関する最大の難問です。
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| | 難問中の難問
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- 無価値なモノではダメだが、
- 価値表現しようとしている商品の価値と同じように、
- 表現の材料にする等価物の「価値」も、直接取りだすことはできない。
貨幣は
- 見えない価値を見えるモノにして(たとえば金の価値 → 金の重さ)
- 見えない価値を表現している(たとえば リンネル1ヤールの価値 = 金1ミリグラム)
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■さまざまな商品貨幣
商品貨幣
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| | 商品貨幣とは
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価値をもつ商品が、直接、間接に、貨幣になったもの
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