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問題 3-20

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 社会的再生産 

ネライ

  • 再生産の基本概念を明確にする。
  • 再生産と自然環境の関係を理解する。

再生産とは

  • 再生産 := 産出物の一部が、投入物全体を補充するかたちで再投入される生産過程
  • 再生産は、産出と投入の間の循環 cycle を含んでいる。
問題 3-1
$$ \begin{align} 小麦10kg & \longrightarrow 小麦25kg \\ 小麦25kg & \longrightarrow パン25kg \end{align} $$

「アウトプットである小麦25kgが再びインプットされているから、これは再生産である。」

真か偽か?理由を述べよ。

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解答と解説 3-1

解答

  • インプットである小麦10kgがアウトプットから再度投入されていないから。

解説

  • 二つの生産過程に分かれているが、全体は$小麦10kg \longrightarrow パン25kg$である。
  • $小麦10kg \gtrless パン25kg$ であり、これだけでは生産過程か否かも不明である。

社会的生産

  • $n$種類のインプットからなる生産過程が再生産であるためには、$n$種類のアウトプットを生産する生産過程が存在し、投入されたインプットを補えることが必要条件となる。
  • 複数の連鎖した生産過程の系を社会的生産とよぶ。「社会的」というのは「相互に依存しあっている」という意味である。
  • だからただ複数の生産過程があっても、それらの間に依存関係がなければ社会的生産とはいわない。
    ▶生産過程の連鎖
  • 複雑な連鎖を単純化する
▶三つのパターン
問題 3-2
$$ \begin{align} 小麦10kg + 鉄3kg & \longrightarrow 小麦25kg \\ 小麦6kg + 鉄5kg & \longrightarrow 鉄15kg \end{align} $$

この二つの生産過程は、再生産が可能な関係にあるか。理由も述べよ。

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解答と解説 3-2

解答

  • 再生産可能である。
  • $$ \begin{align} 小麦 & : 25kg & > 10kg + 6kg \\ 鉄 & : 15kg & > 3kg + 5kg \end{align} $$ となり、小麦も鉄もインプットを補填できるから。
問題 3-3
$$ \begin{align} 小麦10kg + 鉄3kg & \longrightarrow 小麦25kg \\ 小麦18kg + 鉄15kg & \longrightarrow 鉄45kg \end{align} $$

この二つの生産過程は、再生産が可能な関係にあるか。理由も述べよ。

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解答と解説 3-3

解答

  • 再生産できない。
  • $$ \begin{align} 小麦 : & 25kg & < 10kg + 18kg \\ 鉄 : & 45kg & > 3kg + 15kg \end{align} $$ となり、小麦については補填ができないから。

解説

  • 問題3-2と同じ生産技術を用いていても、生産過程のサイズが変わると再生産ができなくなる。
  • ある技術で再生産可能な純生産物の構成比率は一定の制限がある。

After

問題2,3の状況を図解してみます。

問題 3-4
$$ \begin{align} 小麦10kg + 鉄3kg & \longrightarrow 小麦12kg \\ 小麦6kg + 鉄5kg & \longrightarrow 鉄10kg \end{align} $$

この二つの生産過程は、再生産が可能な関係にあるか。理由も述べよ。

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解答と解説 3-4

解答

  • 再生産できない。
  • $$ \begin{align} 小麦 : & 12kg & < 10kg + 3kg \\ 鉄 : & 10kg & > 3kg + 5kg \end{align} $$ となり、小麦については補填ができないから。
問題 3-5
$$ \begin{align} 小麦10kg + 鉄3kg & \longrightarrow 小麦12kg \\ 小麦6kg + 鉄5kg & \longrightarrow 鉄13kg \end{align} $$

「この二つの生産過程が再生産できないのは、鉄の生産過程が大きすぎるから。したがって、そのサイズを縮小すれば、再生産可能になる。」

真か偽か。理由を述べよ。

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解答と解説 3-5

解答

  • この系では、生産技術が劣等なため、いくらサイズを調整しても再生産ができない。
  • 一番目の過程を鉄を投入して小麦を純生産すると考え、二番目の過程で、その小麦を投入して鉄を純生産すると考えると
    • 一番目、二番目の過程は $鉄3kg \to 小麦2kg$, $小麦6kg \to 鉄8kg$ と考えることができ、
    • 二番目を3倍すると $鉄9kg \to 小麦6kg$, $小麦6kg \to 鉄8kg$ となる。
    • 一つにまとめると $鉄9kg \to 鉄8kg$
    となり、投入した鉄を回収できないから。

解説

  • 小麦についても同様。
    • $小麦6kg \to 鉄8kg$, $鉄3kg \to 小麦2kg$
    • $小麦6kg \to 鉄8kg$, $鉄8kg \to 小麦2*8/3kg$
    • $小麦6kg \to 小麦16/3kg$

After

問題4,5の状況を図解しておきます。

問題 3-21

ここまでOKですか?わからない点、もっと説明が必要な点があればどうぞ

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持続可能性

問題 3-6

「持続可能な生産過程ならば、それは再生産の条件を充たしている。」

真か偽か、理由を述べよ。

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解答と解説 3-6

解答

  • 生産過程が持続可能であるということは、投入物のすべてを産出物の一部で補充していることを、当然前提としているから。

After

  • 対偶を示しただけの回答「産出物で投入物を補填できなければ、持続可能とならないから。」もありましたが、可としました。
  • 「生産物で投入物を補えなければ生産過程を持続することはできないから。」は上の似ていますが、ロジックが違います。「生産過程を持続する」は「再生産可能」と同義で、再生産を一部に含む経済過程全体の「持続可能性」とは別です。
問題 3-7

「再生産の条件が満たされれば、生産過程は持続可能である。」

真か偽か、理由を述べよ。

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解答と解説 3-7

解答

  • 生産過程は、複雑な自然過程の連鎖(自然環境)から、人間がコントロールできる(と思い込んでいる)一部を切り取ったもの(トリミング)であり、持続可能かどうかは、外部の自然環境との関係も考慮する必要があるから。
▶再生産を取りまく環境

エネルギー

1分
問題 3-8

エネルギーは生産できる。

真か偽か、理由を述べよ。

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解答と解説 3-8

解答

  • エネルギー全体をふやすことはできない。

解説

  • エネルギーはモノではない。
  • エネルギーは異なるすがたで存在する。
  • それぞれのすがたはモノである。例えば、石炭とか、電力とか....
  • 同じすがたのエネルギーなら、モノとして加算可能。石炭2トン+石炭4トン=石炭6トン。
  • 異なるすがたのエネルギーをモノとして加算することはできない。石炭2トン+電力4キロワット ?
2分
問題 3-9

極端に単純化した次のような状態を想定してみる。

$$ \begin{align} 石炭\,10kg & \longrightarrow 電力\,12kWh \\ 電力\,4kWh & \longrightarrow 石炭\,4kg \end{align} $$

この系は再生産可能か?理由を述べよ。

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解答と解説 3-9

解答

  • 再生産可能
  • $石炭10kg \longrightarrow 電力12kWh \longrightarrow 石炭12kg \longrightarrow 電力12\times 6//5kWh \cdots\cdots$

この系は再生産可能か?

解説

$(1)+4\times(2)$により再生産可能となる。

After

  • 回答の多くが、このままのサイズでは再生産不可能というモノでした。
  • 出題の意図は、この電力生産技術、石炭性技術の組合せで、再生産が可能か?という点にありました。
  • 3-2,3 に対する図解、3-4,5 に対する図解で示したように、ある愚術のもとでは、どんなに規模の調整をしても、非負の純生産ベクトルにならないことを確認しました。
  • この意味で、再生産可能な技術なのかどうかを尋ねてみたのですが、出題文が不明確でした。
  • 「この系は再生産可能か?」ではなく、「この技術の系は再生産可能か?」ときけば正答率が上がったともいます。ただ、この意味にとった回答もいくつかありました。
3分
問題 3-10

発電は二酸化炭素の排出を伴う。これを大気中に放出せず、吸収処理する三番目の過程を追加してみる。

$$\begin{align}石炭\, 10kg & \longrightarrow 電力\, 12kWh + CO_2\, 2kg\\電力\, 4kWh & \longrightarrow 石炭\, 5kg\\電力\, 4kWh + CO_2\, 2kg& \longrightarrow null\end{align}$$

この系は再生産可能か?理由を述べよ。

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解答と解説 3-10

解答

  • 再生産$\textcolor{red}{不可能 ×} \to \textcolor{red}{可能 ○}$
  • 一番目の発電過程は二酸化炭素の処理をふくめると$石炭10kg \longrightarrow 電力12kWh - 電力4kWh$ となるから
  • 講義のとき示した「$石炭10kg \longrightarrow 電力8kWh \longrightarrow 石炭8kg \longrightarrow 電力12\times 4/5kWh \cdots\cdots$」は誤りで
  • $石炭10kg \longrightarrow 電力8kWh \longrightarrow 石炭10kg \longrightarrow 電力8kWh \cdots\cdots$となり、純生産物がゼロの状態でだが、インプットの補填はカスカス可能で、再生産できる、が正解。

解説

再生産不可能となるケースを考えてみたかったのです。二番目の力$4kWh \longrightarrow 石炭\Large\textcolor{red}{5}\normalsize kg$ は問題3-9と同じく$4kWh \longrightarrow 石炭\Large\textcolor{red}{4}\normalsize kg$ とすべきだったところをミスタイプしてしまいました。

$$ \begin{align} 石炭\, 10kg & \longrightarrow 電力\, 12kWh + CO_2\, 2kg\\ 電力\, 4kWh & \longrightarrow 石炭\, 4kg\\ 電力\, 8kWh + CO_2\, 2kg& \longrightarrow null \end{align} $$
  • この想定の発電のケースのように、アウトプットが複数あり、それぞれがを単一のアウトプットとする自然過程が存在しないとき、この過程を結合生産とよび、そのアウトプットのセットを結合生産物とよぶ。この例で電力と二酸化炭素は結合生産物である。
  • 二酸化炭素をアウトプウトと見なさず、大気中に放出し森林の吸収などによる自然環境の処理にまかせれば、電力は再生産可能です。
  • しかし、二酸化炭素の放出を内部処理しなければならないと考えると、$石炭10kg \longrightarrow 電力8kWh \longrightarrow 石炭8kg \longrightarrow 電力9.6 kWh \cdots\cdots$となり、この再生産は不可能となる。
  • なお、このようにアウトプットがインプットを下回る循環を「縮小再生産」とよぶ人もいる。この用語法を受け容れれば、縮小再生産という再生産が可能だ、ということもできるが、この講義では補塡が可能な場合にかぎり、再生産(可能)ということとし、「縮小再生産」という用語は用いない。
  • いずれにせよ、再生産の可能・不可能は、人間が自然全体の、どこをどこまでコントロールできると考えるか(思い込むか)によって左右される。
  • 生産という概念が、見えない(意識しにくい)トリミングに依存していることを忘れてはならない。

After

  • 数値例が出題の意図に合っていませんでした。訂正した値で「解説」を読んでください。
  • 理解してほしいのは次のことです。
  • 二酸化炭素を自然環境の処理に任せると、問題3-9のように「再生産可能」にみえるケースでも、二酸化炭素を内部で処理するように再生産の系を拡張すると、「再生産不可能」になることがあり得るという点です。

問題3-9と10を 図解しておきます。

問題 3-22

ここまでOKですか?わからない点、もっと説明が必要な点があればどうぞ

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問題 3-23

もう一度、疑問点があればどうぞ。2022-10-06

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解答と解説 3-10
  • 問題3-10の解答について複数の異議がありました。解答を訂正し、解説に補足を加えておきました。

まとめ

▶まとめ

Last-modified: 2022-10-13 (木) 13:59:53