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問題 7-20

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 労働の構造 

ねらい

  • 「労働」とよばれているものを分析し、その基本要素を取りだす。

構成要素

1分
問題 7-1

「AをBにする」の別の言い方を考えてみる。

「する」と違うようにみえるが、意味が同じになる動詞は何だろうか?

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解答と解説 7-1

解答

  • 「AからBをつくる」

解説

  • 労働をどのように定義したらよいか、普段使っている言葉の分析を通じて、その構成を分析してみようと思います。
  • 前回の講義で、「〜を〜にする」における動詞の「する」が「労働」にあたるのではないか、とひとまず見当をつけてみました。もう少し分析を続けてみます。

  • さて、この問題の回答なら「AをBにかえる」でもよさそうですが、これだとはまだ「〜を〜に」の部分は同じ。
  • 因みに英語だとこの「する」はどう表わすのだろか?「つくる」なら、入試でお馴染みの make from (of) の文型
  • 使役動詞 make,let,have,get などは、人に「させる」もので、ふつうモノには使わないのでは...
  • 「〜を〜にする」は「〜が〜になる」のかたちで表現するのがふつうか。Milk turns ( or comes, goes etc ) to cheese.英語では、場所の変化をイメージして状態の変化を表現するようだ。
  • 日本語の「なる」には、場所の変化を連想させるものはない。
問題 7-2

「AをBにする」と「AからBをつくる」とでは、「Bに」が「Bを」に変わる。

これはBが(X)であることを、より明確にする。

Xを漢字二字で答えよ。

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解答と解説 7-2

解答

  • 目的
問題 7-3

「AをBにする」と「AからBをつくる」とでは、「Aを」が「Aから」に変わる。

これはAが(Y)であることを、より明確にする。

Yを漢字二字で答えよ。

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解答と解説 7-3

解答

  • 材料・原料・素材
問題 7-4

ほっておけば「AがBになる」ことはない。だから人が「AをBにする」のだが、それにはふつうCが必要で、「AをCでBにする」と表現する。

このCを漢字二字で答えよ。

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解答と解説 7-4

解答

  • 道具・装置・機械
問題 7-5

7-3の「材料・原料・素材」と、7-4の「道具・装置・機械」が、「材料・原料・素材は〜だが、道具・装置・機械は〜ではない」というように、明確な<対>をなすように定義せよ。

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解答と解説 7-5

解答

  • 「材料・原料・素材は元の姿(状態)を失うが、道具・装置・機械は元の姿(状態)を失なわない」

解説

  • 「耐久性をもつ」などもありそうだが、これだと相対的な区別で終わる可能性がある。
  • ここでは「道具・装置・機械」の範疇は使用前も使用後も同じだと考える(メンテナンスをちゃんとすれば)。使うたびに性能が低下するとは考えない。ある期間がくれば(耐用期間)、そっくりリプレースする必要があるが、それまでの間、物理的に少しずつ劣化し性能が低下し、最後はボロボロになって....というようには考えないということです。10年耐用年数のハンマーは、初年度は10回で杭が打てるが、10年目には100回かかり、最後は何回打ってもダメ、で廃棄、なんていうことはふつうありえない。

定義

  • 「AをCでBにする」というときの
    1. 「する」という行為を労働
    2. 「する」の核心を「意志」=「目的意識」
    3. Aを労働対象
    4. Cを労働手段
    5. Bを目的物
    とよぶ。
  • 目的物の「物」は、この講義で定義した「モノ」。物理的な物体、物質とは限らない。「労働対象」や「労働手段」も「モノ」である。
  • 通常、目的物は単一。労働対象と労働手段は複数のモノの集合。
  • $「する」\supset 「つくる」$であり、物的対象をともなわなくても「する」活動=労働は存在する。「アイデアを設計図にする。」「アルゴリズムをエディターでプログラムコードにする。」 ただし「設計図」や「プログラムコード」は、物的対象とはいえないが、つくられたモノではある。
  • さらに「客の欲求を具体的な注文にする」ような、接客活動もすべて収まるように「労働」の範疇を広くとる。

まとめ

  • 労働は「〜を〜で〜にする」活動
  • 労働={意識,労働対象,労働手段,目的物}
問題 7-21

ここまでの内容で、質問があればどうぞ。

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解答と解説 7-21

定量的な問題についてはこの後の講義で考えてゆきます。


Last-modified: 2022-11-10 (木) 16:25:39