訪問者:氏名不詳


 信用貨幣 

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問題 7-20

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氏名不詳になってしまった人がいれば教えてください。


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本講のネライ

  1. 「物品貨幣」とならぶ、もう一つの等価物の構成方法である、間接型について学ぶ。
  2. 間接型である「信用貨幣」について、日本銀行券を例に解説する。

基本概念

  • 価値表現のところで話したように、商品集合は必ず商品貨幣を生みだす。
  • 商品貨幣の根本は等価物であること。
  • 等価物の構成のしかたには、直接型と間接型が考えられる。
  • 直接型が物品貨幣、そうでない間接型、非物品貨幣をここでは「信用貨幣」とよぶ。
▶少しだけむずかしい話
  • この講義では
    1. 金属貨幣金属とはかぎりません。なので厳密には「物品貨幣」といいます。だけが商品貨幣ではないこと、
    2. モノまちがっても「商品」なんていってはいけません。を受けとる権利(債権)も等価物になること、
    3. この債権型等価物をベースにした商品貨幣が今日の貨幣であること、
    がわかればOKです。

中央銀行券

コア貨幣としての中央銀行券

  • いま目にする貨幣グループのなかで、そのコアをなす商品貨幣は「中央銀行券」です。
  • 中央銀行券は、商品→貨幣(商品貨幣のこと)→資本、さらに市場と生産が結びつくことで発生する,価格機構→信用機構 と演繹的に推論を重ね、銀行の存在を導きだすことではいめて説明できます。
  • 銀行券とは特定の様式で銀行の発行する債務証書(みなさんから見れば債権証書)であり、今日では中央銀行だけがこれを発行しています。発券集中論も理論(経済原論)の課題ですが,先の先の話です。
  • この講義では、この結論を予定して、日本の中央銀行券の実態を簡単に現実を述べておきます。

信用貨幣による価値表現

▶中央銀行券による価値表現

[heart] 7月7日の講義はここから

日本銀行の銀行券:現状

問題 7-1
一万円札の厚さは約0.1ミリである。今世の中にある一万円札を積み重ねたら、約何キロメートルになるか?
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解答と解説 7-1

解答

120兆円は1万円札で120億枚。

0.1ミリなら12億ミリ。1キロは100万ミリだから

約1200キロメートル(...で1点です。)

問題 7-2

発行残高を120兆円、日本の人口を一億2千万人とすると、単純計算で一人100万円になる。

みんな平均でお札を100万円もっている...なんてありえない。

こんなに大量のお札はどこにあるのだろうか?

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解答と解説 7-2

解答

裕福な個人が溜め込んでいる。

解説

  • 私たちが日々の買い物のために使うお札は限られている。全体でも120兆円なんて必要ない。
  • 企業だって、銀行だって、もっていてもなんの利益も生まないお札をもつことはない。
  • 銀行はATMの支払いで多少のお札を準備する必要があるが、高が知れている。日本銀行に預金をもっているので、お札の準備が足りなくならば、いつでもすぐにお札を引き出すことができるのだから。
  • 銀行が日銀においている預金には、ちょっぴりだが利子がついている。マイナス金利じゃないの?って、それは日銀当座預金のほんの一部、トータルではプラスです。
問題 7-3

なんで裕福な人たちは、こんなにお札を溜め込むのか?

銀行に預金しておくのと、お札を溜め込むのと、どこがちがうのか?

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解答と解説 7-3

解答

お札には匿名性があるから。

解説

  • 何億、何十億もっているなら、預金するのがふつうでしょう。
  • ただ、お札でもつか、預金でもつか、で違うのは、持ち主がわかるかどうか、だけです。
  • 株にせよ、その他の金融資産にせよ、だれが持ち主か、税務当局にはわかります。
  • なんで、持ち主がわかると困るのか、それはもっている人に聞いてください。多分、言えない事情があるのでしょう。
▶中央銀行デジタル通貨

ファアット・マネー

  • 商品価値と直接間接に結びついている商品貨幣に対して、このような結びつきをもたない貨幣をフィアット・マネーという。fiat money のfiatは「 (権威による)命令、許可、認可」の意味であり、「日本国」などと刻印された硬貨はこれに属する。
  • 商品の基本規定から演繹的に推論するかたちでは説明できない貨幣である。
  • したがってまた、もしフィアット・マネーしか存在しならなら、商品価値を表現することはできない。つまり、それだけでは値付けに使えない貨幣である。
  • ただし商品貨幣が、物品貨幣ないし信用貨幣のかたちで実装された後、つまり変容のレイアのいまひとつうえの多態化のレイアでは、物品貨幣ないし信用貨幣の機能の一部を担うかたちで、フィアット・マネーが派生する可能性がある。
  • このフィアット・マネーだけをとりだして、貨幣の本質を語るのは浅はかである。商品貨幣が主であり、フィアット・マネーはあくまで派生態、従たる存在である。商品貨幣である日本銀行券は無制限法貨であり、日本国の威信で通用するとされている硬貨は制限法貨、小銭にすぎない。法貨としての通用限度(通貨法第7条)

参考

資産

▶資産の定義

資産と貨幣の価値

▶貨幣の価値の大きさはさまざまな資産によって支えられている
▶国債


  • 6月30日の講義が終わった段階での確認
    問題 7-21
    ここまでの内容に関して、疑問、説明がもっと必要な点などがあれば、どうぞ。
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  • 7月7日の講義
    問題 7-22 未公開
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Last-modified: 2022-07-21 (木) 08:28:58